AQ1000

素材名:

ポリカーボネート配合遮熱塗料

主な特徴

ミラクールAQ1000はポリカーボネートを組み込むことで強靭な塗膜を形成し、溶剤系シリコン樹脂塗料同等以上の耐久性を保持します。
<ポリカーボネートとは?>
ポリカーボネートは耐衝撃性に優れており、その強度はガラスの200倍以上とも言われています。カーポートの屋根や車のヘッドランプ、メガネのレンズなど身近なものの他に、機動隊の盾や軍用機の窓などの防弾材料にも採用されています。紫外線にも強いため、屋外で長期にわたり強度を発揮します。

 

金属下地向け 新オール水系ローラー塗装仕様 

表中の配合比は重量比

 

工  程

使用塗料とその処理

 

塗装方法

 

所要量

(kg/㎡)

塗装間隔

(23℃)

ウェット

膜厚

(μm)

ドライ

膜厚

(μm)

下地調整

・錆発生箇所は、ワイヤブラシでケレンしてください。

十分に錆の除去が出来ない場合は、溶剤系の変性エポキシプライマー(ミラクールSⅡプライマーもしくはミラクール強化防錆コート)でタッチアップ塗装を行った後、下塗施工を行ってください。

・ゴミ、砂塵、油分などの付着物は加圧水洗で除去してください。

・水洗後は、十分乾燥させてください。

・新設のガルバリウム鋼板には油分が付着していることが多く、その油分を除去する必要が

あります。塗装する際は入念に油分を除去してください。油分が残ると、正常な塗膜が形成されない可能性があります。

下 塗

ミラクールAQプライマー

主 剤(1缶)   :    12.0kg

硬化剤(1缶)  :     1.5kg

 

清水 : 希釈率 0~5%

刷毛塗り

又は、

ローラー

塗り

0.15~0.17

4H~7D

120

40

上 塗

(1回目)

ミラクールAQ1000  ※1

各色  :    16.0kg

清水 : 希釈率 0~5% ※2

刷毛塗り

又は、

ローラー

塗り

0.13~0.16

4H~7D

110

40

上 塗

(2回目)

ミラクールAQ1000  ※1

各色  :    16.0kg

清水 : 希釈率 0~5% ※2

刷毛塗り

又は、

ローラー

塗り

0.13~0.16

110

40

※1ポットライフ(可使時間)は4時間(23℃)です。

※2夏場は0~5%、冬場は0~3%の範囲内で希釈してください。

【施工上の注意点】

ミラクールの高日射反射(遮熱)効果を発揮するために、下記の項目にご留意ください。

(1)旧塗膜がある場合は、事前に密着確認を行ってください。

(2)開封する前に、缶を振って良くかくはんしてください。開封後も内容物が均一になるように、かくはん機等で十分かくはんしてください。

(3)気温5℃以下、湿度が85%以上の場合には塗装を避けてください。

(4)塗装後6時間以内に降雨の恐れがある場合、または結露が考えられる場合には作業を中止してください。

(5)未乾燥塗膜上に結露すると、塗膜の溶解やつやびけ等が起きる原因になりますので、結露の可能性のある場合は6時間前には塗装を終了してください。

(6)風の強い日は塗装を避けてください。(目安として5m/秒以上)

(7)薄めすぎは隠ぺい力不足、仕上がり不良となりますので注意してください。

(8)表面の乾き出しの状態で塗装を行うと外観不良となりますので、乾き出した部分を塗り直す場合は、上に乗れる状態で行ってください。

(9)所要量以上の厚塗りはしないでください。

(11)塗料、洗浄水は下水道に流さないでください。

(12)容器を密閉し、5℃~30℃の室内で保管してください。冷寒時には、塗料が凍らないようにご注意ください。

一度凍結した塗料は使用できません。

【備考】

・上記の各数値は、すべて標準のものです。

素地の状態、気象条件、施工条件によりそれぞれ多少の幅を生じることがあります。

・塗料の塗り重ねは、所定の塗装間隔を守ってください。縮み、割れ、乾燥不良、付着不良等の原因になることがあります。

・表中の所要量には工事ロス分を含んでおります。

・使用するローラーには、中毛が適します。

                                                                                                   以上