顔料は、塗料、インク、合成樹脂、織物、化粧品、食品などの着色に使われており、私たちの生活に身近なものです。
一般的には樹脂や溶剤を主成分とする比較的無色の原料と混合するなどして、塗料製品となります。
塗料を製品化するためには、「顔料分散」の工程が必要となります。
「顔料分散」とは、顔料の発色を改善し、加工しやすくするために、固まっている顔料粒子を微細にする技術です。
また、時間が経って沈殿したり、粒子が凝集してダマになったりしないよう、安定な状態に保持させる必要があります。
分散機には、ディゾルバー、ビーズミル、ロールミル、ホモジナイザーなど様々な種類がありますが、当社の研究開発では数種類の分散方法に対応したラボ用小型分散機を使用しています。
☆ 3月公開予定 ☆
顔料のおはなし(その2:検査方法)
塗料の製造において、顔料分散工程後の検査方法についてご説明いたします。
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