1. 日射熱による建物や設備の内部温度上昇の抑制:
遮熱塗料は日射熱による熱の侵入を防ぎ、建物や設備内部の温度を抑えることができます。これにより、快適な居住・作業環境を維持できます。
2. 外壁や屋根の冷房負荷の削減:
遮熱塗料は日射熱を反射し、建物表面からの熱の侵入を抑えるため、夏場の冷房負荷を軽減できます。エアコンの使用を減らすことでエネルギーコストを削減することが可能です。
3. 節電効果によるCO2排出量の削減:
遮熱塗料の効果により、冷房装置の使用頻度や負荷が低減するため、電力消費を削減することができます。これはCO2の排出量の削減に有効です。
4. 室内の快適性の向上:
遮熱塗料により、建物内部の温度がより一定になり、熱い夏でも快適な居住環境を提供できます。
5. 長期的な効果と耐久性:
遮熱塗料は耐久性が高く、長期間にわたって効果を発揮します。一度の施工で長期に亘って効果が持続します。
6. 環境への配慮:
遮熱塗料は環境にやさしい塗料の一つであり、熱を反射させることでヒートアイランド現象を緩和する助けになります。地球温暖化への対策として重要な技術です。
7. メンテナンスコストの削減:
遮熱塗料を使用することで建物の外壁や屋根の劣化が緩和され、メンテナンスコストを削減できます。塗り直しの頻度が低減するため、維持費用が抑えられます。
8. 太陽光発電システムとの相乗効果
遮熱塗料を外壁や屋根に施すことで、太陽光発電システムの発電効率を向上させることができます。建物表面の高温化が低減されるため、太陽光パネル周辺の外気温が下がり、発電効率が向上します。
9. 冷房機器の寿命延長:
遮熱塗料の効果により、建物内部の温度が一定に保たれるため、冷房機器の過度の使用や負荷が軽減されます。これにより、冷房機器の寿命を延ばすことができます。
10. 持続可能な社会への貢献:
省エネルギー対策や環境への配慮が求められる現代社会において、遮熱塗料は持続可能な建築や交通手段に向けた重要な技術となっています。エネルギー効率の向上に貢献し、地球環境保護に寄与します。
遮熱塗料は汚れてはダメ
遮熱塗料は塗膜表面の日射反射率が高くなることによって、遮熱効果を発揮しています。一部の企業は僅かな断熱性能を元に断熱塗料と称したり、僅かな放射率の高さを元に冷やす塗料と称したりしていますが、遮熱機能の殆どが日射反射率に起因していることが明らかになっています。
塗膜表面が汚れてしまった場合はどうなるのでしょう。太陽光を直接受けるのが塗膜表面ではなく、汚れ物質になってしまうと日射反射率が大幅に低下してしまいます。特に工場や車両の燃焼に伴って発生する油煙は太陽光に含まれる赤外線を特に吸収するので、遮熱効果が激減してしまいます。
汚れやすい遮熱塗料のユーザーからは、塗装直後は室温が下がるのが実感できたが、翌年には効果が実感できなくなってしまったという残念な報告を受けることになってしまいます。
特に水系塗料は塗装直後に塗膜が撥水性を帯びてしまうことが多く、直ぐに汚れてしまいます。
キレイが続くミラクールAQクリア
遮熱塗料の効果を長く保つためには、汚れにくさが重要な要素ですが、遮熱塗料の性能を長期間維持するために新しい解決策を見つけました。それは塗膜表面を親水性にして「汚れにくくすること」です。
ミラクールの新商品「AQクリア」は、塗膜表面を「撥水性」から「親水性」に変える特殊な技術を使用しています。従来の遮熱塗料は汚れると効果が低下してしまいますが、「AQクリア」は汚れにくくなることで、長期間にわたって遮熱効果を保ち、美観も維持することが可能となります。
この親水性の素材により、「AQクリア」は「セルフクリーニング」が可能となります。屋根や壁に塗ることで、汚染物質を雨水が洗い流してくれるのです。これにより、工場や倉庫など大きな建物の屋根や壁の汚れを掃除する手間を省き、遮熱効果を長期間にわたって維持することができます。
「AQクリア」は透明な塗料のため、どこに塗ったかが分からないという問題に直面しましたが、着色することで、塗った箇所がわかりやすくなる方法を見つけました。着色剤は人畜無害の食紅を使用しています。施工後には降雨あるいは紫外線によって、色は透明に変化します。
この新商品は国連機関にも採択され、ケニアの難民キャンプにも使用されています。AQクリアを塗装した屋根に降った雨を採取して分析した結果、日本およびケニアの水道水基準を満たすことが確認されています。安全性にも配慮され、体に害がないことが確認された製品として世界基準で社会的な責任を果たしていると言えます。
「AQクリア」は、ミラクールの高い遮熱効果をより長く維持したいと考えるお客様に好評であり、遮熱塗料を選ぶ際の必須アイテムといえます。
最後に、「AQクリア」は特許権も取得しており、進歩性と新規性のある製品であることがわかります。汚れにくさというシンプルで効果的な特長が、多くのお客様の課題解決に役立つ遮熱塗料として注目される理由となっています。